TOEIC900点がおすすめするオンライン英会話
結局どのオンライン英会話がいいのか
格安で、手軽に始められるオンライン英会話。
日本にいながら英語を話せることや、料金の安さからハードルはだいぶ低いのではないか、と思う。ただ、巷にはオンライン英会話が比較的古いものから新しいものまで、溢れている。
様々な10個近くのオンライン英会話を渡り歩いた筆者が、おすすめのオンライン英会話を特徴別におすすめする。
講師の質で比較する
きちんと間違いを指摘してくれて、学校のような授業を受けたいならば、ラングリッチやQQEnglishがおすすめだ。きちんとした授業を受けたいならば、オフィス勤務や正社員として講師を雇っているオンラインを英会話を選ぶべきだ。
しかし一方で、こうしたオンライン英会話はきちんとしすぎるが故の弊害がある。ミスをあまりにきちんと指摘してくれることで話すことが嫌になったり、逆にマニュアル通りに褒めてくれるので、どこが悪いのかわからなかったり。また、フリートークもどこかマニュアル通りなものになりがちなので、フランクに話したいという人には向かないかもしれない。
・ラングリッチ
以下では、他に特徴的なオンライン英会話を紹介する。
・DMM英会話
フィリピン人講師が中心のオンライン英会話が多い中、アフリカや東欧の講師が受講できることが最大の魅力ではないかと思う。お金を払うと、ネイティブの講師の授業も受講可能である。
あまり日本人の発音に慣れていない講師もいる。が、逆にいいと思っている。実際に話す相手は日本人の発音に慣れている人間ばかりとは限らないからだ。また、フリートークもなかなか面白い。フィリピン人講師ばかりのオンライン英会話でフリートークをすると同じバックボーンを持った講師としか話せないが、多国籍・多文化の講師と話すと多様な意見を聞くことができる。
ただ、オフィスにいないとテキトーな受け答えや授業をする講師が出てくる。ある意味でおおらかな国は、おおらかすぎてすべてOKと言われてしまう。また、愛想がない講師もいる。フィリピン人はそういう意味で、比較的勤勉であり、明るいという講師としての特性があるのではないかと思う。
教材で比較する
①種類豊富なレアジョブ
老舗のオンライン英会話だけあって、全ての面において安心感がある。教材の種類の豊富さ、講師の質、運営側のサポート体制。正直、初心者に勧めやすい。
ただ、突出してここがすごいと言いにくいオンライン英会話でもある。
②ジオス英会話
ジオスの一番の魅力は、実は講師の質が若いことだと思っている。間違いをきちんと指摘してくれる。懐かしの英会話大手『NOVA』の系譜を組んでいるだけのことはある。
ただ他のオンライン英会話との違いを考えると、教材になるのかもしれない。教材は向こうが勝手に送ってくることになっている。体系的に英語を学びたいと思ったときには、最適なのではないだろうか。
しかし、オンライン英会話で、今日は発音、今日はフリートーク、今日は・・・などというやり方に慣れていると、できるレッスンの幅の狭さを感じてしまう。
その他の特徴あるオンライン英会話
①24時間受け放題『ネイティブキャンプ』
24時間授業を受け放題という夢のようなプランを実現している『ネイティブキャンプ』。
講師の質も悪くない。経験は浅く感じるが、一生懸命教えてくれようとする講師が多い印象がある。
授業をすぐに始められることから、無駄な待ち時間が発生しないことも嬉しい。休日の朝に、レッスンの予約を入れてしまったことを後悔したことは数知れず。昨夜はやる気満々だったのに、今日は寝たい……。忙しい毎日の中で、空いた時間をオンライン英会話に充てられるのは嬉しい。
ただ、講師によってできる授業が決まっている。よって、発音の授業を受けたくても、発音の授業をできる講師がいないと受けることができない。自分がやりたいときにできない、というストレスがあるので、体験期間中に、自分が受けたい時間帯の混み具合を確認しておくことをおすすめする。
②世界中の生徒が参加する『EF English Live』
講師とのレッスンとしては、世界中の生徒が参加するグループレッスンとマンツーマンのレッスンの両方を、決められた回数受講することができる。講師はネイティブだ。
グループレッスンはただでさえハードルが高いが、周りが日本人ではないアウェー空間でのレッスンはなかなかの緊張感がある。また、講師が日本人の訛りに慣れていないので、本気で聞き取ってもらえない。しかし、このくらいガチな環境の方が成長が速いのではないか、と思っている。
EF Englishはほかにも、ライティングの添削も行ってくれたり、教材のビデオがしっかり作られていたり、と全体的にクオリティが高い。少しハードな学習もこなせる人にはおすすめしたい。
受けたことはないけれど、受講したいオンライン英会話
①BizMates
オンライン英会話で悩むのが、伸びている実感がないことと、講師の当たり外れが大きいことではないだろうか。外れの講師だとフィードバックをしてくれず、これでは自分で話していても同じではないか、と悩む。はじめは英語を話せる時間を作るだけでスピーキングへのハードルが下がり効果を実感するが、段々と意味を感じなくなっていく。
そんな時に、多少お金を払ってでも質の高い授業を受けたいと思い始める。このBizMatesはそういう意味で前から気になっている。
②マイチューター
資格試験にもしっかりと対応したオンライン英会話。オンライン英会話としては珍しく、ライティングを含む4技能に対応している。英検1級やTOEFLにも対応してくれる数少ないオンライン英会話だ。英語力的に、一応資格試験も見れますよ、となっているほかのオンライン英会話よりも、信頼感がある。英検の二次試験対策として使おうかな、と思っている。
③ECCオンラインレッスン
月々970円から、とうたっているオンライン英会話。3回以上受ける場合には追加料金は必要。毎日プランで8700円と若干お高めなのが気になる。
しかし、ECCというブランドから、講師の教育がしっかりされているんだろうな、と思うと魅力を感じる。
90近くの教材があったとすると、毎日受講したとしても、3ヶ月は同じ教材をやることになる。それってどうなの?
オンライン英会話は何で比較すればいいのか
結局のところ①料金②講師の質③教材・受けることができるレッスンが自分のニーズと合致しているか、と考えて受けるのがよいと思う。
料金は基本的にWEBサイトで確認できる。毎日1レッスンと決まっているのか、月に受けることのできる回数が決まっているのか、という2種類が多い。ほかにも月8回のコース等を提供しているオンライン英会話もあるので、自分がお得になるように選ぶとよい。
講師の質はネイティブなのか、非ネイティブなのか。どこの国の講師が中心なのか。あるいは、オフィス勤務なのか、在宅なのか。正社員なのか、アルバイトなのか。この辺を基準に考えてみて、あとは相性のよい講師を見つけられるどうかだと思う。
他に教材は決まっているのか、自分で選ぶのか。注意しなければならないのは、発音を強化したい、英検の二次試験対策等資格試験の対策をしたい、といった明確な目標がある場合だ。この場合には、自分が選ぼうとしているオンライン英会話がきちんと対応しているのか、確認をする必要がある。
どんどん新しいオンライン英会話が出てきているが、まずは老舗・大手・有名なオンライン英会話ではじめてみて、不満・要望が出てきたら自分にあったオンライン英会話に乗り換えるのが、手ひどい失敗がなくていいのでは、と思う。
最近ではアプリで学習できるものも増えてきているので、いつかアプリに関してもおすすめを書きたいと思う。