純ジャパOLの英語学習ブログ

留学経験なしの純ジャパOLが、英語を独学で勉強中。現在のTOEICは930点(L465,R465)、英検準一級取得済。

【書評】すぐに外国人と話すことができる『絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編』

どんな人におすすめか。

ずっと気になっていた『絵でパッと見て言う英会話トレーニング(基礎編)』をやってみた。

 

絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編 (語学書 単品)

絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編 (語学書 単品)

 

 おすすめのレベルとしては、初級者~中級者。特に、中学レベルの英語はある程度理解している初級者や、ある程度会話はできるけど会話表現を知らない中級者におすすめだ。

例えば、

友達の彼氏に「あなたのお話はたくさん聞いてますよ」と言われた。 

 ときに、

いい話だといいんですが(笑)。

→All good, I hope. 

 こう表現するのは、意外とできないように思う。外国人と話す必要がある人にとっては、痒い所に手が届くような本だ。

 

逆に、英語を基礎から学びたい人にはおすすめできない。

私、切符買ってきますね。

→I'll go get the tickets.

 と、紹介されている。toが省略されているというのは説明されているが、初心者が急にこの例文を覚えてしまうのはいただけない。この本はあくまで、ある程度(中学レベルで)正しい文を作ることができるものの、会話表現に困っているという人におすすめだ。

 

特徴①実用的な英語に特化した本

下記のような場面別に英会話表現が紹介されている。例えばSNSでやりとりしていた外国人と急に会うことになった。。。という場合には、「空港で迎える」や「観光の計画」等に役立つ表現がたくさん載っていると思う。このように自分が必要そうな場面がある場合には、購入をおすすめする。

Scene 1 初対面

Scene 2 自己紹介・質問

Scene 3 日常のあいさつ

Scene 4 聞き返し・つなぎ

Scene 5 英語について

Scene 6 あいづち

Scene 7 お礼

Scene 8 感想

Scene 9 ほめる

Scene 10 気づかう

Scene 11 依頼

Scene 12 提案

Scene 13 スモールトーク

Scene 14 学校・レッスン

Scene 15 空港で迎える

Scene 16 観光の計画

Scene 17 日本を案内する

Scene 18 家を訪ねる

Scene 19 自宅に招待する

Scene 20 食事会・飲み会

 

また、マナーとして気を付けなければならない点もしっかりと説明されているので、最低限これをしっかりとマスターしていれば、あまり失礼だったり、子供っぽい対応にはならないのではないか、と思う。

 

例えば、

すみません、もう一度お名前をうかがってもよろしいですか?

→I'm sorru, may I have your name again, please?

では、

What's your name?は直接的で子供っぽい聞き方です。くだけた会話を除いては、May [Can I ]have ~?形で丁寧に聞くようにしましょう。

と解説されてる。これはやりがちで、昔外国人の方がよく来る職業体験型施設で働いていた際に、スタッフが外国人のアドバイザーに注意されていたのを見かけたことがある。このように、適切な表現だけでなく、やりがちだけれど、控えた方がよい表現が載っていることによって、これ1冊を覚えれば、ある程度乗り切ることができるだろう。

 

特徴②絵を見て練習できるのは嬉しい

おとなの基礎英語」等でVTRがあると嬉しいのは、臨場感があり、場面が一瞬で理解できることだ。英会話表現は場面設定を一瞬で理解できないと、使うべき場面がわかりにくいし、練習もつまらないものになる。

そういう意味でイラスト付きで練習できるのは画期的だし、イラストから状況が読み取れる等、イラスト自体のクオリティも高い。

 

結局おすすめなの?

必要な会話を場面別で覚えることは、英会話習得の近道ではないかと思う。つい最近、マツコ会議で『スパルタイングリッシュ』の特集を行っていた。

 

spartan-english.jp

 

今はやりの3ヶ月集中で英会話を特訓するという英会話教室だが、基本的な例文の習得を終えると、自分が使う表現を日本語で書いていくという宿題が出ていた。それを、外国人講師と英語に直して、練習していくらしい。

なるほど、自分が実際に使う表現に絞って覚えることで、確実に習得できるというわけだ。これは賢いやり方で、ネイティブスピーカーのようにぺらぺらとどんな場面でも話せるようになりたいと、大海原へと漕ぎ出すから溺れるわけで、はじめは自分のプールで泳げるようになることを目標にした方がよい。そういう意味で、この本では、例えば外国人の友人が日本に来る場合など、大きな威力を発揮するだろう。

 

一方で、例えば資格試験でスピーキングを上げたい等、主に自分の意見を述べるようになりたいという場合には、あまりおすすめできない。あくまで会話表現に特化しているので、こうしたスピーチやエッセーに不向きな表現が多いからだ。

また、初心者がいきなりこれで学習をはじめるのもおすすめできない。体系的にまとまっているわけではないので、初心者は戸惑うだろうし、まずは基本的な構文を学習してから、応用編として取り組むことをおすすめしたい。

 

個人的には、一通りは覚えたが、直近で使う予定がないので、すぐに忘れてしまうんだろうなあ、という感想だ。

でも、練習自体が楽しかったので、海外旅行編もやってみようかな、と思っている。

TOEIC900点がおすすめするオンライン英会話

結局どのオンライン英会話がいいのか

格安で、手軽に始められるオンライン英会話。

日本にいながら英語を話せることや、料金の安さからハードルはだいぶ低いのではないか、と思う。ただ、巷にはオンライン英会話が比較的古いものから新しいものまで、溢れている。

様々な10個近くのオンライン英会話を渡り歩いた筆者が、おすすめのオンライン英会話を特徴別におすすめする。

講師の質で比較する

きちんと間違いを指摘してくれて、学校のような授業を受けたいならば、ラングリッチやQQEnglishがおすすめだ。きちんとした授業を受けたいならば、オフィス勤務や正社員として講師を雇っているオンラインを英会話を選ぶべきだ。

しかし一方で、こうしたオンライン英会話はきちんとしすぎるが故の弊害がある。ミスをあまりにきちんと指摘してくれることで話すことが嫌になったり、逆にマニュアル通りに褒めてくれるので、どこが悪いのかわからなかったり。また、フリートークもどこかマニュアル通りなものになりがちなので、フランクに話したいという人には向かないかもしれない。

 

・ラングリッチ

http://www.langrich.com/

 

www.qqeng.com

 

以下では、他に特徴的なオンライン英会話を紹介する。

 

・DMM英会話

フィリピン人講師が中心のオンライン英会話が多い中、アフリカや東欧の講師が受講できることが最大の魅力ではないかと思う。お金を払うと、ネイティブの講師の授業も受講可能である。

あまり日本人の発音に慣れていない講師もいる。が、逆にいいと思っている。実際に話す相手は日本人の発音に慣れている人間ばかりとは限らないからだ。また、フリートークもなかなか面白い。フィリピン人講師ばかりのオンライン英会話でフリートークをすると同じバックボーンを持った講師としか話せないが、多国籍・多文化の講師と話すと多様な意見を聞くことができる。

ただ、オフィスにいないとテキトーな受け答えや授業をする講師が出てくる。ある意味でおおらかな国は、おおらかすぎてすべてOKと言われてしまう。また、愛想がない講師もいる。フィリピン人はそういう意味で、比較的勤勉であり、明るいという講師としての特性があるのではないかと思う。

eikaiwa.dmm.com

教材で比較する

①種類豊富なレアジョブ

老舗のオンライン英会話だけあって、全ての面において安心感がある。教材の種類の豊富さ、講師の質、運営側のサポート体制。正直、初心者に勧めやすい。

ただ、突出してここがすごいと言いにくいオンライン英会話でもある。

 

www.rarejob.com

 

 

②ジオス英会話

ジオスの一番の魅力は、実は講師の質が若いことだと思っている。間違いをきちんと指摘してくれる。懐かしの英会話大手『NOVA』の系譜を組んでいるだけのことはある。

ただ他のオンライン英会話との違いを考えると、教材になるのかもしれない。教材は向こうが勝手に送ってくることになっている。体系的に英語を学びたいと思ったときには、最適なのではないだろうか。

しかし、オンライン英会話で、今日は発音、今日はフリートーク、今日は・・・などというやり方に慣れていると、できるレッスンの幅の狭さを感じてしまう。

 

geos.jp

 

その他の特徴あるオンライン英会話

①24時間受け放題『ネイティブキャンプ』

24時間授業を受け放題という夢のようなプランを実現している『ネイティブキャンプ』。

講師の質も悪くない。経験は浅く感じるが、一生懸命教えてくれようとする講師が多い印象がある。

授業をすぐに始められることから、無駄な待ち時間が発生しないことも嬉しい。休日の朝に、レッスンの予約を入れてしまったことを後悔したことは数知れず。昨夜はやる気満々だったのに、今日は寝たい……。忙しい毎日の中で、空いた時間をオンライン英会話に充てられるのは嬉しい。

 ただ、講師によってできる授業が決まっている。よって、発音の授業を受けたくても、発音の授業をできる講師がいないと受けることができない。自分がやりたいときにできない、というストレスがあるので、体験期間中に、自分が受けたい時間帯の混み具合を確認しておくことをおすすめする。

 

nativecamp.net

 

 

②世界中の生徒が参加する『EF English Live』

講師とのレッスンとしては、世界中の生徒が参加するグループレッスンとマンツーマンのレッスンの両方を、決められた回数受講することができる。講師はネイティブだ。

グループレッスンはただでさえハードルが高いが、周りが日本人ではないアウェー空間でのレッスンはなかなかの緊張感がある。また、講師が日本人の訛りに慣れていないので、本気で聞き取ってもらえない。しかし、このくらいガチな環境の方が成長が速いのではないか、と思っている。

EF Englishはほかにも、ライティングの添削も行ってくれたり、教材のビデオがしっかり作られていたり、と全体的にクオリティが高い。少しハードな学習もこなせる人にはおすすめしたい。

englishlive.ef.com

受けたことはないけれど、受講したいオンライン英会話

①BizMates

オンライン英会話で悩むのが、伸びている実感がないことと、講師の当たり外れが大きいことではないだろうか。外れの講師だとフィードバックをしてくれず、これでは自分で話していても同じではないか、と悩む。はじめは英語を話せる時間を作るだけでスピーキングへのハードルが下がり効果を実感するが、段々と意味を感じなくなっていく。

そんな時に、多少お金を払ってでも質の高い授業を受けたいと思い始める。このBizMatesはそういう意味で前から気になっている。

 

www.bizmates.jp

 

②マイチューター

資格試験にもしっかりと対応したオンライン英会話。オンライン英会話としては珍しく、ライティングを含む4技能に対応している。英検1級やTOEFLにも対応してくれる数少ないオンライン英会話だ。英語力的に、一応資格試験も見れますよ、となっているほかのオンライン英会話よりも、信頼感がある。英検の二次試験対策として使おうかな、と思っている。

 

www.mytutor-jpn.com

 

ECCオンラインレッスン

月々970円から、とうたっているオンライン英会話。3回以上受ける場合には追加料金は必要。毎日プランで8700円と若干お高めなのが気になる。

しかし、ECCというブランドから、講師の教育がしっかりされているんだろうな、と思うと魅力を感じる。

90近くの教材があったとすると、毎日受講したとしても、3ヶ月は同じ教材をやることになる。それってどうなの?

 

online.ecc.co.jp

 

オンライン英会話は何で比較すればいいのか

結局のところ①料金②講師の質③教材・受けることができるレッスンが自分のニーズと合致しているか、と考えて受けるのがよいと思う。

 

料金は基本的にWEBサイトで確認できる。毎日1レッスンと決まっているのか、月に受けることのできる回数が決まっているのか、という2種類が多い。ほかにも月8回のコース等を提供しているオンライン英会話もあるので、自分がお得になるように選ぶとよい。

 

講師の質はネイティブなのか、非ネイティブなのか。どこの国の講師が中心なのか。あるいは、オフィス勤務なのか、在宅なのか。正社員なのか、アルバイトなのか。この辺を基準に考えてみて、あとは相性のよい講師を見つけられるどうかだと思う。

 

他に教材は決まっているのか、自分で選ぶのか。注意しなければならないのは、発音を強化したい、英検の二次試験対策等資格試験の対策をしたい、といった明確な目標がある場合だ。この場合には、自分が選ぼうとしているオンライン英会話がきちんと対応しているのか、確認をする必要がある。

 

どんどん新しいオンライン英会話が出てきているが、まずは老舗・大手・有名なオンライン英会話ではじめてみて、不満・要望が出てきたら自分にあったオンライン英会話に乗り換えるのが、手ひどい失敗がなくていいのでは、と思う。

最近ではアプリで学習できるものも増えてきているので、いつかアプリに関してもおすすめを書きたいと思う。

竹岡の『英作文が面白いほど書ける本』にはまってる話

最近、英作文を書けるようになりたい、と思い、竹岡の『英作文が面白いほど書ける本』をやっている。

英検やら、TOEICのSWの試験やら、を考えると、この本をやらなくてもいいが、本業(学習塾関係)を考えたり、文法的に正しく洗練された英文を書けるようになりたい、と無駄に高い目標を掲げ、この本に取り組んでいる。

そもそものきっかけは、日本人らしく、文法や読解はできるものの、スピーキングやライティングができないことへのコンプレックス解消だった。『英語耳』をやる中で、発音はだいぶ改善できてきたので、まずは英作文を頑張ろう!と決意。英検1級のライティングに挑戦してみたものの、書ける表現の幅が少なすぎて断念。瞬間英作文をやりながら、和文英訳もやっていこう、と思い、この竹岡の本を購入した。

やってみると、最初は全く違うので、答え合わせも困難なため、流し読みをすることに。2週目からはきちんと書いて練習、3週目はお風呂の中で読むだけ、4週目の今は書いて細かいところを直している。これを完璧に仕上げれば、文法的に正しい英作文を書けるようになるのでは、と期待している。

翻訳レベルで難しいと批判されていたが、載っている内容はオーソドックスな内容なので、細かいところを気にしなければ、そこまで難解だとは思わない。むしろ、Z会の英作文の参考書よりも、まとめ方が簡潔で、しかも使われている表現もだいぶ絞られているので、わかりやすい。

ポイントがいくつか分けられているので、当たっているポイントが増えていくことに快感を覚えている。

これをやったところで、自由英作文がどこまでできるようになっているのか、は未知数だが、表現の幅はだいぶ広がり、英作文を書く上での定型表現は身についてきている気がするので、自由英作文にも挑戦してみたい。

ちなみに、自由英作文は『ハイパートレーニング自由英作文編』と『旺文社 英検1級対策問題集』を使うつもりだ。

『TOEICテスト新形式問題やり込みドリル』のPart3とPart4対策をやり直してみた。

最近は11月19日のTOEICで満点を取ることを目標に頑張っている。

 

リスニングに関しては、海外ドラマも聞き取れるようになってきたし、余裕なはず、

 

・・・と思って、公式問題集を解いてみたところ、460点レベルで全く成長していなkたった・・・。ショック・・・。

 

短時間に話の内容を理解して、問題に正確に答えることと、話の筋をビジュアルで追いながらなんとなく会話の内容がわかることとは、天と地の差があったらしい・・・。

そこで!リスニング対策をやらないとヤバイ!と焦って、『TOEICテスト新形式やり込みドリル』を引っ張り出してきた。ずいぶん前に買っていたものの、少しだけやって、放っておいたこの問題集。

 

結果は・・・

Part3・・・80/90

Part4・・・24/30

と全然できていない。

 

完全に根拠になる英文を聞き取れていない問題もあれば、それっぽい選択肢に飛びついてしまった問題もあり・・・。うーーん、意外と取れない・・・。

 

問題集自体は解説もわかりやすいし、えーーーと思うような問題もないので、また解きなおしもやっていこう、と決意。

根拠となる英文に下線が引かれていることも見直しがしやすくて便利だし、解説もきっちりと根拠を示してくれている。この英文があるから、これが正解。と不完全燃焼な解説が多い印象があるので、根拠を流れに沿って複数示して、どうしてそう判断できるのかを、きっちり説明してくれていることがうれしい。

また、ついでにリーディング・リスニングを通して、出題されやすい英単語や表現に触れてくれているので、すみずみまで読む価値あり。グラフィック問題への解き方として、『パートナー情報』に目を向けることは私もできていなかったので、非常に実用的なアドバイスだ、とうれしくなった。

 

一方で、『選択肢の真偽を見極める』として『正解候補』と『ニセモノ』という表現を使っているけれど、この意味はまったくわからない。(わたしの修行が足りないだけ?)

そうそう。このパートごとの対策方法が知りたくて購入したのに、いまいちわからず放置状態だったのだ。あと、文字だけで行う『3文トレーニング』の意義もいまいちわからず・・・。

いや、普通に聞き取れないことが問題で、スクリプトを見ればわかりますけど・・・。ってなった記憶がよみがえってくる。

 

でもまあ、解説や問題の質には大満足なので、見直しもするし、引き続きPart6とPart7もやろうと思う。

 

そして、TOEIC界で名前を知らない人はいないであろう『ヒロ前田』氏と『ロス・タロック』氏が手掛ける問題・解説は質が高い、と思い知ったので、次回の11月までにまた購入してきてやってみることにした。

EnglishClass101のYOUTUBE動画がクオリティが高くてオススメ!

YouTubeを英語学習に活用すべきなのか。

実をいうと、これまでYouTubeの動画を英語学習に活用したことがなかった。しかし、英語を学習するうえで、動画の教材がわかりやすいと感じたことから、YouTubeの英語学習系のチャンネルをリサーチしてみた。オススメのチャンネル・動画を紹介しようと思ったが、EnglishClass101のクオリティの高さに、すっかりファンになってしまったので、オススメとして、紹介したいと思う。

その前に、YouTubeを英語学習に活用するメリットを下に記しておこう。

①無料である

→英語学習の有料サービスで配信されているくらいのクオリティの動画が、YouTubeで無料で配信されている。以前、某有料サービスを利用していた際に見ていた動画コンテンツとクオリティの面では遜色がなく、非常に驚いた。途中でクイズを挟んだり、と機能面を考えると劣るところはあるかもしれないが、それを考えても無料で、これだけクオリティの高い動画が配信されていることは驚きである。

 

②字幕を付けることができる

YouTubeの機能として、字幕をつけることが可能だ。リスニングとして聞きながら聞き取ることができないところは字幕で確認したり、不安であれば最初は字幕を付けて視聴することも可能である。

 

③10分以内など、短時間のものが多い

YouTubeにアップされている動画は、10分以内の比較的短いものが多い。最初のうちは長時間、英語のみの動画で集中力を保つことは困難だと思われるので、10分以内で手軽に観ることができるのはうれしい。

 

④生きた英語に触れることができる

→ネイティブスピーカーのホストと友人が会話をしている動画等、カジュアルな動画が数多く存在する。そうした動画を見ることで、実際にネイティブスピーカーが使っている表現を知ることができる。

 

⑤最新の情報を得ることができる

→出版されたり、発売されるまでのタイムラグが存在しないYouTubeでは、日々新しい動画がアップされ続けている。当然、動画で扱っている情報・内容も最新のものであることが多い。

 

⑥口の動きを見て、発音を勉強することができる

→動画コンテンツの特徴であるが、ネイティブスピーカーの口の動きを観察することができる。これにより、発音の練習をすることが可能である。

 

⑦スピードを調整できる

→スピード調整をして音が適切に聞こえるかどうか、は動画次第であるが、速度を速めたり遅くしたりすることで、速度を調整することが可能である。

 

【オススメポイント①】ホストのAlisha

www.youtube.com

ホストはAlishaという女性で、彼女が話す英語が非常に理解しやすい。それが、このチャンネルが気に入った一番の理由だ。

クリアに発音してくれるので、何を言っているのか聞き取りやすい。YouTubeにあるほかの人気チャンネルも、視聴者が聞き取りやすいような配慮を感じるが、このAlishaがもっとも癖がなく、また一音一音の明瞭さが際立っている。

ナチュラルな英語を聞き取る練習をしたい、という人には向かないかもしれないが、英語のリスニングの練習をしながら英語を学びたい、という初心者~中級者がとっつきやすい英語だ。

また、スピードはネイティブスピーカーの日常会話やアメリカのドラマよりも遅いが、日本人用のリスニング音声よりは自然でいい感じだ。このくらいの音声スピードに慣れておけば、向こうが配慮して話してくれれば会話が成立するかな、とも思う。

難しい単語やなじみのない単語を使わないところも理解のしやすさの一因だ。一文一文も短く、簡潔に表現してくれている。字幕をつければ、完璧に理解できるのではないか、と思う。

初心者が無料で、自然な英語を学びたいと思ったときにも『理解のしやすさ』という点からおすすめできるし、中級者であっても『簡単な英語を使って、相手に伝える』ことを学ぶのにちょうどよい。

【オススメポイント②】動画のクオリティが高い!

動画の中ではイラストや写真がふんだんに使われており、たとえ英語を聞き取ることができていなかったとしても、何について話しているかを理解することができる。

例えば、下の動画では、アメリカの観光地を紹介している。アメリカや英語圏の文化について紹介するビデオが多いこともYouTubeで学習するメリットだが、一方で、他の文化圏の話は、日本人には理解しにくいこともある。そこで、イラストや写真が理解の助けとなる。最近の動画では、このイラストや写真を、工夫して使っているものが多いと感じるが、この動画も写真やイラストの使い方がうまいと感じる。

下の動画でも、アメリカの地図や観光地のイラストを使いながら、アメリカの観光地を紹介してくれている。アメリカの地図はなかなか日本人にはわかりにくいものだ。地図が動画の中で出てくると非常にわかりやすい。

 

www.youtube.com

 

【オススメポイント③】情報量が多い

YouTubeでの英語学習系の動画は10分以内の短いものが多い。それ自体は、集中してみることができるし、また短時間でリスニングや英語の学習を進めることができるのでありがたいと感じる。ただ、10分程度だと、1つのフレーズを解説して終わり、という動画も数多く存在する。使い方について、詳しく説明してくれることもいいのだが、効率という観点やどうしても時間がかかってしまうことから、私は敬遠してしまう。

このチャンネルでは、1つの動画で比較的多くの知識を得ることができる。例えば、下の動画はよく使うフレーズを紹介しているが、10分足らずで25ものフレーズを扱っている。説明がコンパクトであり、しかも的を得ていることが素晴らしい。

使い方や注意点について詳しく説明してくれるような動画もいいが、初めのうちは情報量が多い動画を見ていった方が、挫折しにくく、また効率よく学習することができるはずだ。

www.youtube.com

 

YouTubeで英語学習系のチャンネルを探してみると、想像以上にクオリティの高い動画があり、驚いた。今後、紹介していこうと思う。

 

英文法問題が苦手な人に欠けている視点

英文法問題が苦手なのはもったいない!

TOEICのPart5にしても、大学受験の英文法問題にしても、『英文法』問題を苦手とする人は意外と、多いように感じる。ある程度知識がついて、いざ英文法の問題を解こうとしても、間違いが多く、嫌になってしまう。TOEICの問題集を始めたり、大学受験の英文法問題集(ネクステ等)を始めると、『覚えることが多いし・・・』『4択なら繰り返しているうちに覚えられるけれど・・・』と話す人もいるが、ちょっと待って欲しい。

せっかく、苦労して日本語と全く系統が異なる英文法を学習したにも関わらず、問題を解く練習を始め、そこで挫折してしまうのはもったいない。ここから先に書くのは、英文法の勉強を始め、ある程度知識はついたものの、いざ問題を解こうとして挫折しそうな人たちに向けてである。

これ以前の時点で挫折する人は多い。一つの原因は英語の初期の学習、つまり『英単語』『英文法』の学習は、暗記量が多く、単調になりがちなことである。残念ながら、『英単語』や『英文法』が役に立つ前に、道半ばで挫折してしまうのである。繰り返しになるが、そんな苦難を乗り越え、英文法の知識を曲がりなりにも一通り学習したよ、という人たちを対象としている。初期の英文法の学習方法については、また後日書きたいと思う。

 

英語を『解く』ときに大事な考え方

例えば、選択肢に①lie ②lay が並んでいるとすれば、他動詞・自動詞の区別を聞きたいのだ、と検討をつけることが可能である。すると、問題文の空欄の後ろに名詞がきているかを確認→自動詞・他動詞のどちらが正解がわかる。4択だったとしたら、1つくらいは全く関係ない選択肢が入っているかもしれないが、①have ②you ③in ④I のような、法則性を見つけるのが困難な例は滅多にないだろう。

 

つまり、選択肢に並んでいる単語を見た時点で、出題者が何を聞こうとしているのか、大体予測できるのである。

 

しかしながら、その問題作成者の意図を全く無視をするのが、人は多い。『選択肢にhaveとhasがあるのに、なぜhaveを選んだの?』と聞くと、『hasがあることに気づいていませんでした』と、こっちが卒倒する答えをかましてくる。4択問題だ。それを全てチェックせずに、『それっぽい』ものを選ぼうとする。

 

英文法の問題を解く時には、

『選択肢には過去形、現在完了、現在形が並んでいるから、これは時制を聞きたいんだな。3日前とあるから、現在完了はNGだ。勿論現在形もNG.ということは、過去形だな。agoがあれば、現在完了を選ぶなんていう真似はしないさ。簡単だな』くらいの心の余裕を持って、選んで欲しい。

 

英文法は単なる暗記ではない。英単語テストの時は、うる覚えの英単語の意味を、並んでいる選択肢の中からそれっぽいものを見つけるかもしれない。しかし、英文法は数学の問題を解くような、論理性を必要とするのである。根拠を見つけ、設問者の意図を見抜き、答えを導き出す。慣れてくれば、根拠が目に飛び込んできて、選択肢から出題者の意図を瞬時に見抜くことができる。これが、英文法ができるようになる、ということである。

 

シグナルを無視しないで!

英文法の問題が苦手だというのは、単に英語をあまり勉強していない英語学習者に留まらない。英文法の知識はあるが、いざ問題を解くときと間違えるという人や、帰国子女で英語はでき、英文法も一通り学習したけれど、英文法の問題になると解けない!という人も存在する。

 

どうしてか?その原因の一つは、日本語の問題文を正確に読み取っていないから。出題者が、問題を解答しやすいように出したシグナルを無視する。例えば、主題者は『~した』『~する』と、過去形と現在形をかき分けてくれている。確かに、日本語は時制が曖昧な言語である。それでも、英語を学ぶにあたり、わかりやすくシグナルを発してくれているのである。

英語がある程度得意だったとしても、このシグナルを全く無視をする人は一定数存在する。日本人の(おそらく)出題者の丁寧な気遣いを無効にしてしまうのである。

 

英文法問題集の使い方

まず、問題を解いてみて初見で半分以上解けない問題がある場合には、インプット学習を先にするか、もう少し易しい問題集に切り替えた方がよい。問題を解きながら、簡潔な解説を読んでわかった気になり、再び同じ問題でつまる、というループに嵌る危険性が高いからだ。

半分以上問題が解ける、という人は、復習の仕方や問題の解き方に工夫をしながら問題を解いていってもらいたい。まず、問題を解く際には、①選択肢から出題者の意図を推測し、②正解を導き出す証拠をきちんとわかった状態で、解答することである。これがない状態で、『なんとなく』問題を解いていても英文法の知識が身につくことはない。

また、復習をする際にも、①何の知識があったら解答できたのか、②問題の着眼点は間違っていなかったか、等を確認するようにしたい。正解した問題でも考え方があっていたのか、確認し、次に同じ答えが導き出せるようにする。間違えた問題は、知識が抜けていたなら補充し、自分が気づいていないところに解答のポイントがあったのなら、そこを見れるようにする。

これを繰り返しているうちに、英文法の知識は増えていき、選択肢から出題者が聞きたいポイントが推測できるようになり、問題文から証拠となる箇所を瞬時に拾えるようになり、英文法問題を速く、正確に解けるようになる。

 

英文法の学習を一通り終えることができた人は、それだけで他の英語学習者の数割を凌駕している、と自負してもいい。あとは問題を解くことで、英文法問題なんて楽勝!と言えるようになるのみだ。

目的別!使うべき単語帳

TOEIC

 

・DUO 

DUO 3.0

DUO 3.0

 

 DUOだけを音読して、TOEICで何点取れるのか、みたいな企画があった気がします、昔。TOEIC界隈では、おすすめの単語帳として挙げる人が多い気がします。

用途としては、一般的な語彙力をつけることです!

TOEICに特化しているわけではありませんが、このレベルの単語がはいっていないと、ReadingでもListeningでも、歯が立たないでしょう。一方で、このレベルの単語がきちんと入っているという人も多くはないはず。やって、損はない単語帳です。

ただし、注意点が2点あります。まず、難易度別ではないため、いきなり難しい単語が出てきて、やる気を失う可能性があること。2つ目は、赤シートで消せるタイプの単語帳ではないことです。

 

・金フレ

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

TOEIC対策用の単語対策本です。単語の網羅性には欠けますが、単語を集中して勉強したい!という方にはおすすめ。DUOが完璧な人でも、あれ?と思うところがあると思います。あると万全。ただし、なくても問題集等を解きまくれば問題ありません。

 

2英検

 

・パス単 

英検1級でる順パス単 (旺文社英検書)

英検1級でる順パス単 (旺文社英検書)

 

英検は出てくる単語が特殊なので、英検用の単語帳を使った方が無難です。それほど難しくない単語から、徐々に大学受験レベルを超えた単語へと、掲載単語が変わっていきます。音声ダウンロードもできます。

 

・文単

 

CD付 英検1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

CD付 英検1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

 

 

私はあまりはまりませんでした。載っている長文が不自然だし、あまり興味をそそられるものでもないし・・・。

 

・語彙・イディオム問題500 

英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

 

英検で出題される語彙・イディオム問題の対策本です。なので、単語帳ではありません。英単語の対策として、あげておきます。 

 

・単熟語EX

出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX

出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX

 

 

3.その他使える単語帳

 

・速単

 

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

 

 

 文章の中で覚える形式の単語帳、速単。文章を音読するなら多大な効果を発揮します!が、文章を読み飛ばす人間なら、初めから他の単語帳を使うことをおすすめします。

 

・ターゲット

 

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

  • 作者: 宮川幸久,ターゲット編集部
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: 単行本
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多くの高校で採用されている単語帳です。最近は1400だとか、1200を使う学校もあるみたいですね。確かに、後ろの1500以降はセンター試験レベルを超えていてしんどくなりますが、知っておいて損はないです。難易度順に並んでおり、作りも英単語・日本語訳が並んでいて非常にシンプルなので、使い勝手はいいです。

 

シス単

 

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

 

 使ったことはないのですが、大人気の単語帳を省くにはためらわれるので、入れておきます。中身の信頼度はあついです。中身を見たら、追記します。

 

キクタ

 

改訂版キクタンSuper12000 (アルク学参シリーズ)

改訂版キクタンSuper12000 (アルク学参シリーズ)

 

 

音声ダウンロードが浸透した現在では、それほどおすすめポイントはないような・・・。何回も繰り返してくれますが、自分のペースで学習を進められず、無駄じゃね、と思ってしまいます。ただ、好きな人は好きなので、はまる人にははまるのでしょう。

 

と、いうわけで、数ある単語帳から主要なものを紹介しました。また、気になる単語帳があれば、追記します。